ストラテジーは今回の発表で、いわゆる「USDリザーブ」が25億5,000万ドルに拡大したことを明らかにしました。従来は週初めにビットコインの購入実績を公表するのが通例でしたが、今回は「BTCマネタイゼーション・プログラム」と呼ぶ新たな枠組みに焦点を当てました。
同フレームワークの核心は、ビットコインを売却することで最大12億5,000万ドルの資金を確保し、配当支払いや債務管理に充てられる仕組みです。アナリストらはこれまで同社の手元資金が細っていると警告していました。また、普通株と優先株の自社株買いを「市場の歪み」を活用する形で機動的に実施するとし、普通株の新規発行は企業価値に対してプレミアムが付いている場合に限ると明示しました。
共同創業者でエグゼクティブ・チェアマンのマイケル・セイラー氏は、優先株「STRC(ストレッチ)」の配当を8度目の引き上げとし、月2回の分配で年率12%相当になると発表しました。STRCは12.2%上昇して83.67ドルで引けましたが、先週は71.25ドルまで下落し、設計上の基準価格である100ドルを大きく下回っていました。ベンチマーク・ストーンXのマーク・パーマー氏はこのフレームワークを「投資家が懸念していた点への直接的な回答」と評価し、「ストラテジーは資本構造の両面を能動的に管理する企業になった」と述べました。
ビットコイン価格は同日、約6万200ドル前後で推移し、前日比1.1%の上昇でした。先週は5万8,200ドルまで下落する場面もありました。同社のビットコイン保有量は84万7,363BTCで変わらず、時価約510億ドル相当ですが、含み損は約131億ドルに上っています。同社株は過去1カ月で依然として約42%下落した水準にあり、初めて32BTCを250万ドルで売却した時期からの下落幅は大きいままです。