SBI Holdingsは100%子会社のSBICAH LLCを通じてBitbankを取得します。取引の内訳は、既存株主からの53,704株の買い取りと、増資に伴う48,952株の新規取得で構成されており、総取得費用は約467億円です。株式譲渡は2026年8月に完了し、増資を含む残りの手続きは同年10月ごろの完了を見込んでいます。ただし、公正取引委員会などによる規制当局の承認が条件となっています。

SBI Holdingsは今回の買収について、暗号資産取引所事業の拡大、ステーブルコイン、オンチェーンファイナンスなどの事業機会を開拓する戦略の一環と位置づけています。同社は「Bitbankをグループに迎えることで、両社の顧客基盤、サービス開発能力、セキュリティ・コンプライアンス体制、経営資源を相互に活用する」と声明で述べています。

2026年4月時点のデータによると、SBIとBitbankのVC Tradeを合算した顧客資産は約1.1兆円規模に達し、暗号資産口座数は約292万口座になる見通しです。SBIはこの規模が、運用資産残高および口座数の両面で国内暗号資産取引所のトップになると説明しています。

SBI Holdingsはこれまで約10年にわたりRipple関連プロジェクトやXRP決済ソリューションをデジタル資産戦略の柱に据えてきました。直近ではRLUSDステーブルコインの国内展開や円建てステーブルコインJPYSCのデビュー、Solanaの取引・カストディサービス開始など事業領域を広げており、Bitbankの統合によってこれらサービスの拡充も図る方針です。