5月18日(月曜日)の単日だけで6億4,700万ドルの資金が引き出され、週の出だしから大規模な流出が始まりました。翌19日(火曜日)にも3億3,105万ドルの流出が続き、20日(水曜日)は7,047万ドルとやや縮小したものの、流出の流れは止まりませんでした。
週後半の21日(木曜日)と22日(金曜日)にはそれぞれ1億82万ドル、1億519万ドルの流出が発生し、週を通じた合計は12億ドルに達しました。Galaxy Digitalのアレックス・ソーン氏はこの週を、2026 年において 3 番目に大きな現物ビットコインETF の流出週と位置づけています。
一方、週間を通じたビットコイン価格の下落幅は2%未満にとどまりました。大規模な資金流出にもかかわらず、価格への直接的な影響は限定的でした。米国の現物ビットコインETF全体の純資産総額は現時点で988億7,000万ドルに達しており、ビットコインの世界時価総額の6.49%を占めています。
今回の流出は、利下げ期待の後退やリスク資産全般に対する逆風を背景に、機関投資家の短期的なポジション調整が進んだ結果とみられています。ETF商品の規模自体は依然として大きく、今後の市場環境や政策動向が資金フローの方向性を左右する局面が続きます。